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はじめに

「ロコモ」や「フレイル」という言葉、最近よく耳にするようになりました。
どちらも加齢とともに起こりうる体の変化ですが、一体何が違うのでしょうか？
今回は、ロコモティブシンドロームとフレイルの違い、健康寿命を延ばすための対策についてもご紹介します。

ロコモティブシンドロームとは？

ロコモティブシンドローム、通称「ロコモ」とは、運動器の衰えにより、日常生活が困難になったり、要介護状態になるリスクが高まる状態のことです。具体的には、歩くスピードが遅くなったり、階段の上り下りがつらくなったりといった症状が現れます。

フレイルとは？

フレイルは、老化に伴い、心身の機能が低下し、さまざまな病気にかかりやすくなったり、要介護状態になりやすくなったりする状態を指します。ロコモのように運動器だけでなく、筋肉量や筋力、体力、認知機能、精神状態など、全身の機能が低下することが特徴です。

ロコモとフレイル、どこが違うの？

ロコモティブシンドローム
対象となる部分 運動器（骨、関節、筋肉など）
主な症状 　歩行速度の低下、階段の上り下りの困難、立ち上がり動作の遅さなど
原因 　　運動不足、栄養不足、骨粗鬆症など

フレイル　
対象となる部分　　全身（運動器、内臓、脳など）
主な症状　　体力低下、倦怠感、体重減少、歩行速度の低下、握力の低下、バランス能力の低下、認知機能の低下など　
原因　　加齢、慢性疾患、生活習慣の乱れなど

ロコモとフレイルの関係性

ロコモはフレイルの症状の一つとして現れることがあります。つまり、ロコモが進むと、フレイルへと発展する可能性が高いのです。

ロコモとフレイルの予防法

運動：歩く、軽い体操、筋力トレーニングなど、自分に合った運動を習慣化しましょう。
栄養：バランスの取れた食事を心がけ、特にタンパク質をしっかりと摂取しましょう。
社会参加：友人との交流や趣味活動など、積極的に社会参加を行いましょう。
医療機関での定期的な健康チェック：早期発見・早期治療が大切です。

まとめ

ロコモとフレイルは、どちらも加齢に伴い起こりうる体の変化ですが、その原因や症状は異なります。
しかし、どちらも予防することが可能です。日頃から運動やバランスの取れた食事を心がけ、健康的な生活を送ることが大切です。


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