スマホ首とは？
今日は、デジタル時代を快適に過ごすための、首の健康についてお話しします。
スマートフォンやタブレットは、私たちの生活に欠かせないものになりました。
しかし、長時間同じ姿勢で画面を見続けることは、首に大きな負担をかけてしまうことがあります。
スマホ首って何？
「スマホ首」とは、スマートフォンやタブレットを見るときに、首が前に突き出た状態になることを言います。この状態が続くと、首や肩の筋肉が緊張し、痛みやこり、頭痛などを引き起こすことがあります。
私たちの頭は、体重の約10％、つまり体重60キロの人なら約6キロもあります。ボーリングの球くらいの重さがある頭を首の骨と筋肉で支えています。
首が前に傾くと、その角度に応じて首にかかる負担が増加します。15度傾くと約12キロ、60度傾くと約27キロもの負荷がかかると言われています。
首に大きな負担がかかっているのがわかります。
スマホ首の何が問題なの？
スマホ首は、首や肩の痛みだけでなく、様々な体の不調を引き起こす可能性があります。
* 首や肩のこり、痛み
* 頭痛、めまい
* 手のしびれ
* 自律神経の乱れ
* 見た目の悪化（猫背、首のしわ）
特に、65歳以上の方は、若い世代に比べて筋肉量が少なく、骨ももろくなっているため、スマホ首による影響を受けやすいと言えます。
スマホ首を防ぐには？
では、どうすればスマホ首を防ぐことができるのでしょうか？
1. **画面の位置を高くする**：スマートフォンやタブレットを使うときは、画面が目の高さになるようにしましょう。クッションやスタンドを使って高さを調整したり、机に向かって作業する時は、椅子の高さを調整して、画面を見やすい高さにすることが大切です。
2. **こまめに休憩する**：30分に1回は休憩し、首や肩を動かしましょう。首をゆっくり回したり、肩を上げ下げしたりするだけでも、筋肉の緊張をほぐすことができます。
3. **正しい姿勢を意識する**：椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばして座りましょう。画面を見るときは、首だけを前に突き出すのではなく、背中全体を少し後ろに倒すようにすると、首への負担を軽減できます。
4. **ストレッチや体操をする**：首や肩のストレッチや体操を習慣にしましょう。首を 前後左右に倒したり、肩甲骨を寄せたりする運動が効果的です。YouTubeなどで「スマホ首 ストレッチ」と検索すると、たくさんの動画が見つかります。
注意事項
* 長時間同じ姿勢での作業は避け、こまめに休憩を挟みましょう。
* 痛みやしびれがひどい場合は、無理せず医療機関を受診しましょう。
* ストレッチや体操は、無理のない範囲で行いましょう。
まとめ
スマートフォンやタブレットは、私たちの生活を豊かにしてくれる便利な道具です。しかし、使い方によっては、体に負担をかけてしまうこともあります。今回紹介した予防法を参考に、首の健康を守りながら、快適なデジタルライフを送りましょう。
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