腸管出血性大腸菌(ベロ毒素産生性大腸菌)・溶血性尿毒症症候群(HUS)・脳症(けいれんや意識障害)
病原性大腸菌には4種あり、うち腸管出血性大腸菌(ベロ毒素産生性大腸菌)はベロ毒素というものを出して、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症(けいれんや意識障害)を起こします。O157は、この腸管出血性大腸菌の代表的な細菌です。
■O157(腸管出血性大腸菌感染症)■
毒性が強く、高齢者では重症化することもある腸炎
O157をはじめとした腸管出血性大腸菌はヒトに下痢を起こす大腸菌の1つで、ベロ毒素を産生します。この菌はウシの大腸に住んでいて、その腸内容物に汚染された食べ物(生または加熱不十分な牛肉、内臓、サラダなど)や水、手指を介して口から感染。
大腸菌のほとんどは無害だが、中には下痢を起こすものがあり、O157はその1つ。毒性が強く、腸炎の中では最も注意を要する疾患の1つ。また少ない菌量で感染するため、感染した人から人へ二次感染する(接触感染)。溶血性尿毒症症候群や脳症などの重い合併症を起こすことがあり、毎年死者も出ている。国内では監視が必要な3類感染症。
「症状」
●激しい腹痛 ●発熱(軽度) ●下痢 ●水様便 ●血便
●典型的な症状の現れ方は、3~4日の潜伏期間の後、激しい腹痛と水分が主体のシャーッと出る便(水様便)が頻回に起こり、1~2日後には血の混じった下痢(血便)が出現。38℃以上の高熱が出る人は少ない
●抵抗力のある成人では、感染しても自覚症状がほとんどなく、軽い下痢で終わることも少なくない。その場合でも、便には菌が混じって排泄されているので、感染を広げないための予防が必要
「治療法」
薬物療法:抗菌薬の経口投与
*(下痢に対して)輸液と安静
*基本は腹痛などに対する対症療法
「高齢者には注意が必要です!」
発症後1週間前後に溶血性尿毒症症候群や脳症などの重い合併症を起こすことがある。小児と高齢者に起こりやすい
「アセスメントのポイント」
●現在の容体はどうか
●二次感染を防ぐ対策はできているか
●服薬状況はどうか
「今後の見通しと支援」
適切な治療で治癒しますが、高齢者や体力の低下した状態では、溶血性尿毒症症候群や脳症などの重い合併症がある。感染力が強いため、「菌をつけない」「増やさない」「殺菌」対策が重要。
「日常生活の留意点」
●安静にして水分を補給し、消化しやすい食事を摂る
●本人や家族、介護者は食事前やトイレの後などに十分な手洗いを行う
● 新鮮でも、生肉は十分に加熱
● 患者の便を処理する場合(おむつの交換など)には、使い捨てのエプロン・手袋などを使用
●できるだけ浴槽につからず、シャワーまたはかけ湯にする。浴槽に入る場合は、ほかの人とは別に入るようにする
「医療連携のポイント」
●どのようなときに受診が必要か確認
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「副作用・治療の影響」
止痢薬は腸管残留物の停留時間を延長し、ベロ毒素の吸収を助長するので原則使用しない。自己判断で服用しない
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